86年生まれのこのレコード。
曲もメロディーもルックスも声もフレーズも最高。
タイトルもいい。

ギターも歌も下手くそでさ、演奏は今にも崩れそうで、
リズムも音程もぎりぎりの所で何とか持ちこたえながら、
青く煌めく強いエネルギーに満ち溢れている。

そんなロックンロールバンドが好きだ。

このレコードすごく高かった。
多分家にあるレコードの中で一番高いんじゃないかな。

ブルーハーツの7インチボックスも買ったよ。
こっちも高かったけど、そりゃ買っちゃうよね。
だってブルーハーツだもん。
まだ聴いてないよ。多分この先もそんなに聴く事ないかもしれない。
聴かなくたって全曲身体に流れているから。

何かの始まり方って自分では選べない事も多いと思う。
偶然だったり、自分の意思とは別のところで始まったり。

僕のロックンロールはブルーハーツから始まった。
自分の意思とは別のところで。
向こうから勝手に14才の無防備な僕の心に入り込んできて、
心ごと全部奪われて、そしてそれで最後さ。
今日に至るんだよ。

どんなに時が流れても、その事実はこれからも変わらない。

85年のTHE BLUE HEARTS
86年のEPISODE FOUR

そんなロックンロールバンドが好きだ。

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